検査結果のご案内
21/49

消化器系18変胃・食道・十二指腸の異常がないか調べます。造影剤(バリウム)を飲み、台の上で回転しながらX線撮影します。潰瘍、がん、炎症など、粘膜面の変化がわかります。妊娠中・妊娠の可能性がある方は受けることができません。また、当日検査をお断りする場合がありますので、検査前の注意事項を必ずご確認ください。慢性胃炎胃底腺ポリープニッシェ透亮像・欠損様粘膜不整  ひだ集中辺縁不整 形胃の形が、病変(とくに潰瘍や腫瘍)の存在により変形している状態を指します。バリウム斑胃粘膜に炎症が慢性的に続いている状態を慢性胃炎と言います。主にピロリ菌感染によっておこり、ピロリ菌除菌後もみられます。胃の上中部にできる1cm以下の小さな半球状の隆起(ポリープ)です。良性で複数みられることが多いです。ほとんどの場合、経過観察不要です。胃の中にバリウムのたまりがみられます。胃壁に傷がある状態で、多くの場合潰瘍が出来ていることを示します。胃の内に隆起(突出)がみられる状態です。良性ポリープの場合が多いですが、胃がんでもみられる所見です。正常胃粘膜はX線検査では均一で微細な模様を呈していますが、慢性胃炎などによりその構造が乱れた(大小不同)状態を言います。早期胃がんとの鑑別が必要となります。胃の粘膜ひだが、ある一点に向かって集まった所見です。良性潰瘍の治癒過程でみられますが、胃がんとの鑑別が必要となります。慢性胃炎や早期胃がんによって、胃の辺縁がギザギザしている状態をいいます。多くは良性ですが、早期胃がんとの鑑別が必要となります。胃の中に淡いバリウムのたまりがみられるような状態です。良性のびらんや早期癌でみられます。上部消化管X線検査消化器系

元のページ  ../index.html#21

このブックを見る