嚢脂胆肪胞肝石消化器系20便潜血反応検査便中の血液の量をはかり、消化管からの出血がないかを調べます。大腸がんの早期発見に有用です。大腸がん以外にも、大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎等がわかります。2日間に分けて便を採取する「2日法」が一般的です。がんによる出血は、毎回便に付着しているわけではないので、できる限り2日分を提出してください。生理中は採便しないでください。また、採取した便の保管方法が適切でないと正確な結果が出なくなります。取り扱いについて、注意事項を守ってください。腹部超音波検査肝臓・胆のう・膵臓・腎臓などの異常の有無をみます。超音波を用いて観察します。被ばくしないため、妊婦や子供も受けることができる検査です。内臓脂肪が厚いと画像が見づらく、所見がはっきりしないことがあります。特に膵臓は、肥満や便秘による腸管ガスの増加等があると見づらくなります。胆のうは、食事をすると収縮してしまうため、必ず空腹で受けてください。嚢胞とは液体の貯まった袋のようなものです。肝臓・腎臓などの臓器に発生します。無症状・無害・病的意義のないものがほとんどです。大きなものは他の臓器を圧迫したり、ごくまれに炎症をおこしたりすることもあります肝臓の細胞に脂肪がたまった状態です。主な原因は、肥満やアルコールです。脂肪肝の改善のために食生活を含めた生活習慣の改善が必要です。ほとんどが無症状ですが胆嚢炎などをおこすと、上腹部や右側腹部に痛みが出現し、治療が必要です。症状のないものは経過観察が一般的です。胆嚢の内面にできるポリープです。コレステロールが固まった良性のものがほとんどですが、中には悪性のもの(胆嚢がん)も存在します。急速に増大するものや1cmを超えるものは手術適応の場合があります。尿の成分が結晶化し、かたまりになっている状態です。痛みなどの症状がなければ経過観察が一般的です。1cm以上など大きい場合、痛みが出現したり腎機能に影響を与えている場合などには受診が必要です。肝臓によくみられる良性腫瘍で血管のかたまりのようなものですが、悪性腫瘍との鑑別にCTやMRI等の精密検査が必要なこともあります。胆嚢ポリープ腎結石・石灰化肝血管腫当社基準値/陰性(-)
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