検査結果のご案内
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眼科00ⅠⅢ123Ⅳ42分類キースワグナー分類(KW)進行度シェイエ高血圧性変化(H)反射亢進動脈硬化性変化(S)交差現象分類基準範囲:0(Scheie分類)動脈硬化性変化(S1~S4) 高血圧性変化(H1~H4)視神経乳頭の中心にある陥凹が大きくなることをいい、緑内障を疑う所見です。緑内障はわが国における中途失明原因1位の疾患です。生まれつきの場合もあり、また指摘を受けた人が必ずしも緑内障になるわけではありませんが、緑内障は進行するまで自覚症状がほとんどなく、いったん欠けた視野は回復しないため早期発見・早期治療が重要です。視神経乳頭から広がっている神経線維が障害され欠損している状態です。緑内障を疑う所見の1つで、さらに詳しい検査が必要な場合があります。糖尿病の3大合併症の1つです。血糖コントロールが悪い状態が続くと、網膜の細い血管に障害がおきます。ひどくなると網膜出血や網膜剥離などがおこり、視力低下や失明することがあります。早期に網膜症を見つけて適切な治療を行うことで、発症したとしても重症化を予防することができます。網膜だけでなく、網膜の後方側に存在する脈絡膜も正常と比べて薄く萎縮した状態です。強度の近視や加齢、遺伝でもみられることがあります。萎縮部が広範囲に及ぶと視力障害等の原因となることもあるため精密検査が必要です。網膜表面に膜が形成された状態です。加齢や外傷、ぶどう膜炎などの眼の炎症が原因となる場合があります。軽度であれば自覚症状はありませんが、進行すると視力低下や歪んでみえるなどの症状があらわれます。定期的な検査と経過観察を行い、症状が悪化してきた場合には手術が必要です。本来は無髄(被膜がない)である網膜内の視神経線維が生まれつき有髄(髄鞘で覆われている)となる状態で、眼底検査で偶然指摘されることが多いです。通常は限局性で視力や視機能に影響を与えることもなく心配ありませんが、広範囲に及び視力障害等があればその治療を行うことがあります。進行度動脈の狭窄と硬化が軽度動脈狭細軽度軽度Ⅱa動脈の狭窄が著明(血管が破れて血液成分が網膜に染み出る)動脈口径不同著明著明いずれも数字が大きいほど病気は進んでいると判断Ⅱb出血・白斑(血管が固まってできた網膜のしみ)出血・白斑銅線動脈高度綿花状白斑乳頭浮腫銀線動脈視力検査5mの視力を測ります。裸眼、または通常使っている眼鏡、コンタクトレンズをつけて測定します。眼底検査眼球の奥にある血管・網膜・視神経などをみる検査です。目の病気の他、高血圧、動脈硬化、糖尿病による病変がないかを調べます。網膜の血管は脳の血管からの枝分かれですから、脳の血管の状態を推測できる、外部から見える唯一のところです。健診で行う眼底検査は、眼科のような、目薬を入れて瞳孔を開くことはしません。 *K-W:キースワグナー度(高血圧の人にみられる変化を動脈硬化の進み具合いで評価するもの) *シェイエ分類 (H:高血圧の人にみられる変化 S:動脈硬化の人にみられる変化)健診結果では次のように記号であらわします。眼圧検査眼球の硬さを測定します。眼圧が低い場合は、網膜剥離・外傷など、高い場合は、緑内障・高眼圧症が疑われます。基準値は20mmHg未満と言われていますが、緑内障の7割がこの範囲内にあるため、高いからといって緑内障と判定されるわけではありません。視神経乳頭陥凹拡大視神経線維束欠損糖尿病性網膜症網膜脈絡膜萎縮網膜前膜網膜有髄神経線維当社基準値/0.7以上当社基準値/0:正常、Ⅰ~Ⅳ度の順に高度当社基準値/~20(mmHg)眼科

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